基本的な飼育方法2

お次は、ウーパールーパーの日常管理についてです。

餌について

餌やりはウーパー飼育の醍醐味!!ピンセットや手からも餌を食べてくれるウーパーちゃんは非常にかわいいですよ!!

 
餌のやり方

基本的に毎日同じ時間に1回程度。毎日同じ粒数を与えるのがコツです。毎日同じ量を食べる事ができていれば、給餌量と消化する量のバランスがとれている証拠です。諒が多すぎる場合は、同じ量を食べられないので、その場合は量を減らして毎日同じ量を食べるようにしてあげて下さい。また、食べ残しは必ず取り除きましょう。

エサは特に慣れるまでは、動いてないと食べません。できるだけ1粒づつ目の前に落ちるように落としてあげて下さい。それを繰り返していると餌は上から来るものだと学習していき、人が来ると立ち上がるようになり、かわいいですよ!!

*複数飼育の場合は、きちんと餌をあげておかないと、他の子を噛みつく事が増えちゃいますよ~!!

 
餌の種類

ウーパールーパーは、野生下では小魚や甲殻類などの水中の小動物を捕食しています。
それでは、飼育下ではどのようなものを与えるのが良いのでしょうか?

  1. 人工飼料
    ウーパールーパー専用に開発された物や、似たような食性の観賞魚用の物がメインになります。
    ウーパールーパーの餌として売られているものであれば、問題ないでしょう。
    大きさにに合わせて粒のサイズを選んでください。
    専用フードだけで育てて繁殖までさせている人も多いので、基本的にこれだけでも問題ないで しょう。
    注意点は、人工飼料は水を吸ってお腹の中で膨らむものが多いので、与え過ぎには注意しましょう。また、人工飼料は開封後はどんどん劣化(酸化)して消化が悪くなっていきます。開封後は1カ月程度で使い切るのが理想です。使いきれない場合は、1カ月で使う分だけを容器に出して、残りは酸化しないようにできるだけ酸素を抜いて密封し、冷凍庫などで保存すると良いでしょう。その場合は冷凍庫から出した時に、結露する場合がありますので、乾燥剤を入れて常温に戻してから開封してください。古い酸化した餌を与えていると、肝臓や腎臓に負担をかけてしまい病気の原因となってしまいますので、注意してください!!
  2. 冷凍餌
    冷凍の赤虫などは小さい個体には必需品ですが、意外と栄養価は低いので注意しましょう。おやつ程度に与えると良いと思います。
  3. 生き餌
    メダカや金魚、エビなどが比較的手に入りやすいので、たまにおやつとして与えても良いです。
    しかし食べ残した場合にエラなどをつつかれてしまう場合がありますので、食べきる量を与えましょう。
    寄生虫や病気などを持っている場合もありますので注意しましょう。
    また、生まれたばかりの個体にはブラインシュリンプなど、ちょっと育ったベビーには赤虫やイトミミズも良い餌となります。
  4. その他
    生肉や刺身などを与える方もいますが、水を汚すのであまりお勧めしません。
    水換え前などには与えても良いかもしれないですね。

水換え

換水法ではもちろんですが、水換えはきちんと行いましょう!!
目に見えて汚い場合はもちろんの事、目に見えて綺麗でも、水の中はアンモニア(ウーパーちゃんのおしっこ)だらけ!!なんてことも十分に考えられます。
ろ過法でもバクテリアが機能してくるとこのアンモニアを分解してくれますが、徐々に水が古くなりバクテリアの活性が悪くなってしまいます。
ウーパールーパーは新しい水を好みますので、最低でも1~2週に1回半分~8割程度を目安に、大目に水換えしてあげてください。特に砂利を敷いていない場合はマメに水替えをしないとすぐにpHが下がってしまいます。2,3日に1回は水替えが必要になります。
ウーパーちゃんは非常に丈夫なので水が悪くなっても結構大丈夫ですが、悪くなりすぎると…手遅れになることもあります。小さな命を預かった以上、責任もって管理してあげてくださいね!!

混泳

  1. ウーパールーパー同士の混泳
    ウーパールーパーは本来小さいうちは共食いで成長していきます。その為あまり小さいうちの混泳は、ちょっと成長に差が出ると共食いしやすいのでお勧めできませんが、ある程度のサイズになったら一緒に飼っても問題ありません。一番共食いが激しいのは3~5cm程度。このサイズの時はちょっとお腹を空かすだけで共食いしてしまいますので、出来るだけ個別に飼育することをお勧めします。6cm程度になったら同じ大きさで揃えることで、複数飼育も可能になってきますが、十分な注意は必要です。まずエサを十分あげて空腹にしないこと!!あとは大きさをそろえること!!十分広い水槽に入れることが重要です。基本的に何にでも噛みついてしまうので注意が必要ですが、余程空腹でなければすぐに離します。また、ある程度の大きさになるまでにエサのにおいを学習してりますので、余程の事がないと手足を失うような事はないでしょう。ただし、あまりにも餌が不足したり、過密過ぎたりすると、怪我をしてしまう事もありますので注意しましょう。混泳する際は、できるだけ底面積のある水槽が良いでしょう。
  2. その他の生き物との混泳
    他の生き物との混泳はあまりお勧めできません。
    基本的に小さなサイズの魚などは餌となってしまいます。
    同じようなサイズの魚ならおとなしい種類であれば可能ですが、適温を考えると熱帯魚は全般的に難しいでしょう。
    大きめの金魚やコイくらいなら一緒に飼えるかもしれませんが、エラをつついてしまう場合があるので、やはりウーパーちゃんだけで飼うのが良いのではないでしょうか?
    強いていえば、苔取用に口に入らないサイズの巻貝などなら大丈夫ですね。