こんにちは!! うぱおです!!
前回までに、ウーパールーパーを飼う多恵に必要な機材、ろ過機や砂利、ヒーターなどの必要性をちょっと詳しく説明させていただきました!! 今回からは、水槽にウーパールーパーを入れるところから、日常のお世話についてのお話です。
①事前準備!?
まずは水槽の置き場所を決めてください。
重要なのはしっかりとした水槽台!!水槽は水や砂利などを含めると60cmのスリム水槽でも、50キロ近くになります。しっかりとした水槽専用の台がおすすめです。置き場は観察やお世話のしやすい場所!!水を扱いますので電気機器とは話しておいたほうが無難です。また、窓際など直射日光が当たると水温が上昇してしまいますので、絶対に当たらないようにしてあげましょう!!
水槽を設置したら、ろ過機を付けて、砂利を敷く。砂利は良く洗ってから敷いてください。季節に応じてヒーターなど温度管理の機材を付けて、水温計で水温チェック!! 水にはカルキ抜きを入れて塩素を中和して、UPAソルトなどで水質を整える!! ここまで、事前に準備してから生体を迎えに行くのがベストですね!!
ただし、購入後家に帰って、その日のうちにこれらのセットができるのであれば、水槽などと生体を同時に連れて行っても大丈夫です!!
よく、水槽をセットして1週間くらい回してから魚を入れましょう!!なんていわれるんですが、これってはっきり言ってほとんど意味ないんです!! 強いて言えば、機材に故障がないかの確認ができる!!といったくらいですね。
②バクテリアがいない
まず新しい水槽を立ち上げたときに、一番問題になるのが、ろ過のバクテリアがいないことなんです!!つまり、ろ過のところでお話しした、有害な汚れであるアンモニアを分解できないんです!!
ではこのバクテリアってどこから湧いてくるの!!
まず、水槽の中に生き物が入ることで、水槽内にアンモニアが発生します。そうするとそのアンモニアを分解するために、どこかからバクテリアが湧いて出てくるんです(笑) 不思議と何にもないところからでも湧いてくるのが、バクテリアなんです。市販のバクテリア剤やバクテリア付きのろ材などを使用すると、そこからバクテリアが沸くので分解され始めるまでの時間が短縮されるんですが、そういった物無しでも、不思議とどこからか沸いてくれるんです。でもって、バクテリアが沸いてもすぐに有害なアンモニアがゼロになるわけではありません。
まずアンモニアを亜硝酸に分解するバクテリアが沸いてくるのに1から2週間、亜硝酸を硝酸塩に分解するバクテリアが沸いてくるのにさらに1~2週間ほどはかかります。つまり、ちゃんとバクテリアが機能して有害なアンモニアを分解してくれるようになるには、生き物を入れてから2,3週間~1か月ほどかかるんです。
つまり生き物がいない = アンモニアも入っていない水槽を、1週間くらい回したところで何も意味ないんですよね(-_-;)
もし事前準備をしたいのであれば、メダカなどを泳がせてアンモニアが発生した状態で、1か月程飼育して、バクテリアがしっかりとわいてから、ウーパールーパーを迎えるようにするのが良いですね。
というわけで、水槽をセットしたら我慢しないで、すぐにウパちゃんお迎えしてください!!最初の1か月程をきちんと管理すれば、大丈夫ですよ!!
③ウパちゃんのお迎え
一番楽しみなウパちゃんのお迎えですが、ここでまず考えなきゃいけないのが、何色にするのか??どんな大きさ??といったところですね。
お店でいろんなウーパーを見ながら元気な子を選んでください!!また、春頃に安く売られている極端小さい子はお勧めしません。5cm以下の個体は、失敗する危険があるので、少なくても6cm以上、万全を期すなら8cm以上くらいまで育った個体から飼いはじめましょう!!
選ぶ時のポイントは、どっしり沈んで動かない!! 良く馴れて寄ってくる!!といったところが重要ですね。
鰓のふさふさ(外鰓)を、気にする方も多いですけど、入荷したてでエラがふさふさで可愛いけどまだ人口餌を食べていない子よりも、エラは多少小さくても人口餌に慣れて人慣れしている子のほうが、失敗はないと思います。
外鰓に関しては、ブリーダーのところで、冷凍アカムシnなどを食べたい放題食べていると、ふさふさになりますが、人口餌に切り替える際は、どうしても食べすぎのトラブルが多いのでやや控えめでスタートになります。その為に若干ふさふさが小さくなりがちです。ただし、そこから人口餌に慣れてしまえば適量与えることができるようになりますので、すぐにふさふさになりますね。外鰓が多少小さくても健康上に問題はありませんので、人口餌に慣れた子を選ぶのがおすすめですね。
人口餌に切り替えるタイミングで消化不良を起こしやすいので、水面付近でぷかぷか浮いている個体は避けたほうが良いでしょう。
あと、よくカップなどに入れられて販売していることがありますが、エサをあげずに管理している場合もあります。そう言った場合は成長期に餌を食べられないことで、生育不良を起こす場合がございますので注意が必要ですね。きちんと餌を食べているのか?を確認してから購入したほうが良いですね。
気に入った子が決まったら購入ですが、必ずどの餌をどれくらい食べているのかを確認し、そこで食べている餌も購入していくのが良いですね。ウーパールーパーの餌はいろんなメーカーで出していますが、メーカーごとに粒のサイズなどが違います。そうすると特に小さいうちは粒サイズが変わるとなかなか食べないこともありますので、最初はお店と同じエサをあげるのが良いと思います。
④ウパちゃんを水槽へ
購入したウーパールーパーは、通常ビニール袋やカップに入れられて渡されます。そのまま家に連れて帰るのですが、一つだけ注意があります。それは温度管理です!! 特に夏場などの暑い時期ですが、車の中にちょっと置き去りにして茹で上がっちゃった!!なんて悲劇がありますので、帰り道に温度が上がりすぎないように注意しましょう。意外と日差しが当たってると温度が急激に上がりますので、暑い時期には保冷バックなどを準備しておくのもおすすめですね。温度さえ上がらなければ、たいていの場合翌日くらいまで問題ないので、遠距離の場合は時間の心配よりも温度の心配をして連れ帰ってください。
家に着いたら、袋のまま水槽に浮かべて2~30分程置けば、水温が合いますので、その後水槽に離してあげてください!! 水合わせ(徐々に水を入れてなじませる)は、しても良いですけど、ウパちゃんはそこまで繊細ではないので、しなくても問題ないと思います。うぱおはウパちゃんの場合温度合わせだけで、水合わせはしたことないですね。
さてついに水槽にウパちゃんが入りました!! あとやることは簡単です!! 餌やりと水換え、温度管理の3つだけです!!
しかしながら、お店からお家へ移動してきたことで、環境が変わります。その為、また水槽も立ち上げたばかりでバクテリアが不安定な時期ですので、ちょっとだけ手をかけてあげましょう!!
⑤最初の1週間の管理!!
まず、お店からお家にやってきて、水質や水温などの環境が大きく変わります。場合によってはその変化によるストレスで調子を崩しやすい時期になります。招き入れた最初の1週間だけ、病気の時などにやる0.5%の塩浴をしてあげても良いですね。
また、特に大きく違う場合が多いのが温度です。お店だと他の熱帯魚などがいるために25℃前後になっている場合が多いので、家だと少し温度が下がったり尾する場合が多いかと思います。 温度が変わるとどうなるかというと、エサの量などが変わってきます。一般的には温度が下がれば代謝が下がりエサの量も減りますね。その為、最初の一週間はやや餌の量を控えめにして様子を見ると良いでしょう。
最初の1週間はおうちの環境になじむ期間であり、飼い主さんもその子のことを理解する期間でもあります。エサをどうやったら食べるのか? 餌をどれだけ食べるのか? など、最初の1週間によく観察して見極めてあげましょう。特にエサのやりすぎによるトラブルが多いので、最初の1週間は控えめに与えて様子を見てあげましょう
⑥最初の1か月の管理!!
次に最初の1か月間は、実はちょっと危険な時期になるんですb。上にも書いたのですが、ろ過のバクテリアが沸くのには2,3週間から1か月ほど時間がかかります。これはどういうことかというと、ろ過機が付いていてもアンモニアなど有毒な物質が水槽内から消えない時期なんです!!
ではこの期間はどうすればいいのか?と言いますと、良く水換えをしましょう!!
ウーパールーパーはまだ小さいのでそれほど多くのアンモニアが発生するわけではありませんので、アンモニアが出たからすぐに死んでしまう様なことはありません。アンモニアの濃度が高くならないように、まめに大目に水を換えてあげる必要があります。
3割程度の換水ですと、100あるアンモニアは70にしかなりません。この時の水換えはしっかりと多めに換えることが重要です!!
最初の1か月だけは、週に2~3回、8割程度の多めの換水をしてあげましょう。
バクテリアが沸いて、ろ過が効いて、アンモニアが硝酸塩に分解されてくると、水槽にコケが生え始めるんです!! これは硝酸塩というのは、窒素なので植物の栄養になるものなんですが、コケも植物の一種であることから、硝酸塩がたまってくるとコケも生え始めるわけなんです。
というわけで、最初の1か月程は良く水換えをして、コケが生え始めたら週に1回程度の普通の水換えに変えていきましょう。今回は導入編という事で、お店からお家にウーパールーパーをお迎えしたときの注意点などをお話しさせていただきました。